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彼は来るかもわからないし、もし来ていても、見つけるすべがないから意味ないだろうけど…明日はサイン会に行ってみるしかない。
というより、サイン会は彼と一緒に行く事になる前から、すごく行きたくて、楽しみにしていた。
今思うと、作家話しに花が咲き、一緒に行く事が決まってからは、サイン会が二の次になってたな。
早く行ってサインをもらってから、暫く並んでる人を眺めていようか…。
あの人?この人??
想像するのも、楽しいかもしれない。
明日のサイン会は、今回の著書『白い世界』にちなんで、『白』をどこかにもってこないとならない決まり。
洋服でなくてもよくって、とにかく持ち物に『白』があれば良いらしい。
みんな大好きな作家に会えるから、気合い入れて白を取り入れてくる人も居るだろうな。
少しでもその多大勢のファンの中から、目にとまるように。
皆んなが、どこに『白』を持ってきてるのかを眺めるのも楽しいかもな。
私の好きな作家 「池野 淳也」は、まだデビューしてから2年しかたってないし、なかなかのイケメンだ。
恋愛やファンタジーを得意としていて、読者も若い人や女の人が多いと思うけれど??
もしかしたら、彼は男の子じゃあなくって、おじさんってことも?
すごーく太ってて、ハゲてて…シャツをジーパンにインして、白いソックス、白いバンダナとか!!!
ダブルショックならぬ、トリプルパンチ、それ以上もあるかもしれない。
…。
そうだよなぁ。
読者に年齢制限なんてない。
勝手に、同年代でまぁまぁ素敵な人前提で楽しみにしてしまっていたけれど。
作家にしてみれば、色んな世代、多くの人に読んでもらって共感を得てもらえたら、嬉しいだろう。
明日、サイン会に来る人はどんな感じの人が多いのか見て、携帯なおったら連絡してみようかな。
それのが、安全かも!
恋愛経験がゼロの私は、舞い上がってしまっていたことに今更気づいた。
年齢も聞いていなかったなんて…。
我ながら呆れてしまう。
まぁ、あくまでサイン会に行くのが、メインだからそこに年齢や風貌は関係ないと言えば、ない筈なんだけどね。
できれば、素敵であれば嬉しい!と思うのは、向こうも同じだろう。
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