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あとがき
こんにちは、雪月瑠璃です。最後までお読みいただきありがとうございました。今回はファンタジーと現代ドラマを掛け合わせたものを書いてみようと思い、筆を執りました。いかがだったでしょうか。主人公は誰にも見てもらえない女子高生でしたが、きっとああいう子は他にいると思います。真面目がゆえに先生から頼られて、見放されてしまう。この子なら大丈夫と思われてしまう。しかし、そういう子でも悩みはあります。他の子は見ているのに、どうして自分は見てくれないの、と。どうして話を聞いてくれないの、と。でも先生には他に相手をしなくてはいけない生徒がいるから、自分は後回しでいい。真面目な子ほどそう考えてしまうものだと、私は思います。しかし、誰も見てくれないなんてありえません。普通の学校なら自分のほかに約三十人の生徒がいます。三十人もいれば一人くらいは自分を見てくれています。クラスにいなくても学年にいます。学年にいなくても学校にいます。学校にいなくても社会にいます。そしてそういう人を、友達と呼びます。仲間と呼びます。恋人と呼びます。家族と呼びます。そういう人はあなたにはいますか? 『誰も見てくれないなんて勘違い』です。あなたを見てくれる人はちゃんと周りにいます。そんな感じで『プリンセスになれない私』でした。
最後に、重ね重ね言うようですが、最後までお読みいただきありがとうございました。今年の作品はこれで最後になると思いますが、来年も作品作りを続けていく予定です。どうかよろしくお願いいたします。
雪月瑠璃
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