第15章 私たちのその後

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 今度、どこか一緒に行きたいな。そうも思えた。オシャレなカフェとかショッピングとか遊園地とか、行ってみたい。もっといろんなことをしたい。  そんなことを考えていると、板書を書き忘れていた。  さて、そんな一日が終わった。ホームルームが終わって教室を出ようとしたとき、声を掛けられた。 「委員長」  南雲くんだった。 「何?」 「ちょっと来てほしいんだけど」 「うん、いいよ。どこ行けばいいの?」 「屋上」  どうも強張った顔をしていた。何か新しい事件でもあったのだろうか。まさか、またドラゴンになってしまうとか!  いろんなことを考えながら、南雲くんの背中を追った。  屋上は立ち入り禁止区域の一つだが、規制線の一本もない。鍵もかかってない。私の前を歩く南雲くんは扉を開けて、屋上に上がる。そういえば若月くんと会ったときもここに呼び出されたっけ。この前よりは暖かいけれど、やはり制服だけで来るところではない。  南雲くんは奥まで行くと、立ち止まった。 「どうしたの、南雲くん。おしゃべりなら教室に帰らない? 寒いし」 「え、あ……ごめん」  あれ。どうも元気がない。彼も寒いのかな。 「南雲くん……」 「あのさ!」  急に私と向かい合った。でも、目は合わない。次の言葉を待つ。 「……昨日の答えは?」 「答え?」  質問とかされてたっけ。     
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