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短い昼食休憩を終えて部屋に戻ると、一人の子どもがすでに目を覚まして、パートの保育士に抱かれていた。
「健太くん、起きちゃったんだねー」
まだ、眠そうにしていた健太くんを受け取り
子守唄を歌う。
まだ、生後4か月だけど、担任の先生を覚えていて、
私が抱くと安心したように再び眠りついた。
ベッドに下ろして顔をながめる。
可愛いなぁって、柔らかな頬をツンって指先で触れ、
保護者へのおたよりを書く。
私は、保育士になり、すでに8年目。
0歳児の担任は3度目となった。
12名の子ども達と三人の保育士に看護師。
赤ちゃんと過ごすのは、可愛いけど、泣きやまない赤ちゃん、ミルクを飲まない赤ちゃん、赤ちゃんを保育するのは、体力がないと出来ない。小さな命を預かる仕事だから、子どもから目を離すことが出来ない緊張感もあり、ある意味、肉体労働だと思っていた。
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