十二番目の志士1

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するのではなく、 商いで打ち負かすのだよ、相手を打ち払っても玉と火薬が損するだけだ、敵より遠くに飛び、威力のある武器を作り、又外国船より性能のいい船をつくれば、相手は打ちかか、 ってこるもんか、お前達も俺の腕を知ったろう、外に出てもう一度勝負するか、こんどは手加減しないぞというと、勘弁してください、貴方にはとても太刀打ちできないと、 みんなが言ったのです、 優れた物を作り、逆に外国に売りつけて儲ければ、国が豊かになり民の暮らしもよくなるだろうと言うと、われわれは藩から派遣されて砲術を学んでいるのですが、何を学べ、 ばいいのでしょうかと聞くので、まず外国人とのうまい付き合いを学ぶのだ、そうすればその国の進んだ技術を手に入れる事ができるだろうというと、奴らが教えるでしょう、 かと聞くので、 盗むのさ気を許せばどこの国の何が一番優れているか分かるだろう、その国の書物を翻訳して技術を手にいれるのさ、鎖国をしている為日本人が知らないだけで、ほとんど、 の事は外国の書物に出ているのだよ、オランダ語、エゲレス語を勉強して技術を習得して藩に帰りいかにこの国が遅れているかを知らせ、早急に改革するのが諸君の役目で、 はないか、     
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