十二番目の志士1

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いないと、何をするか分からないでしょうと笑ったのです、マリアが監視しているから大丈夫だよと言うと、いいえ、マリアさんはお兄様に惚れているのできっと甘やかし、 ますといったのです、 一人の白人女性が近づいて、グラバーの娘のクリスと言います一曲と真一朗に手を出すので、手を握り真ん中に出て踊り始めたのです、踊りながら父からお噂は聞いています、 蒸気船を作ったそうで素晴らしいですわ、凄く褒めていましたよ、我が家にも遊びに来てくださいと言うので、その内にお伺いしましょうと返事したのです、踊りが終わり、 戻ってくると、マリアがクリス私のダーリンを取らないでねというと、分からないわよと笑ってそれではと戻っていったのです、マリアがクリスが随分気にいっているみたい、 だけどというので、何をいうの一番好きなのはマリアに決まっているだろうというと、嬉しいともっていたシャンパンで乾杯したのです、お妙があら、あら、仲の宜しいこと、 でといい、 私も探してきますと、先ほどダンスをたのまれた白人の傍に行ったのです、大浦屋と長崎屋がやって来て、お妙さんが物怖じしないのは新之助様そつくりですね、洋装もよく、 似合うしビックリしましたといい乾杯したのです、どうですかお二人ともお妙とダンスでもすればというと、それは恥ずかしいですよと笑ったのです、ところで長崎屋に高島、     
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