十二番目の志士1

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いうと座ったのです、 半次郎がすいもうはん、新之助ドンに簡単に捻られもうしたとうなだれたのです、新之助殿は千葉道場の目録もちだぞ、ぼっけもんがお前達はかないもうはんと睨みつけた、 のです、一緒にいた村田新八が今外国の事を聞いてひったまげもうした、敵に勝つにはもつと勉強せななりもうはん事がわかり申したと言つたのです、そんとおりじゃ、 そん為に来てもろうたじゃっと、 ちつとは西洋に目を向けやつたもんせと言ったのです、それから色々西洋とアジアの事情を話すとみんな目を輝かして聞いていたのです、さあ時間やつて早く帰ったもんせ、 と西郷が言うと、おやとさあといいみんなが帰っていったのです、それでは私も帰りますと店を出て西郷と別れ宿屋に戻ったのです、 お節がお帰りなさいませと言うので、もう少し酒を頼むと言うと、酒と肴をだして酌をするので飲み干し、お節も飲めといい酌をすると飲み干したのです、先ほど騒ぎが、 あったので見に行きましたら、新之助様が薩摩藩士に取囲まれていましたので、慌てて西郷様にお知らせしたのですよ、しかし簡単に新之助様が打ちすえたので驚きました、     
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