十二番目の志士1

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様子が良く分かりますというと、 わかりましたといい、番頭にしたくを頼んだのです、まずは一献と焼酎を注ぐので一口飲み、中々美味しいではないかと言うと、お節が白波屋は焼酎の醸造もやっている、 のですよと言うと、樽から汲んだばかりに御座いますというので、それでまろやかさがあるのかと言ったのです、船の用意が出来ましたというので船に乗り込むと、帆を、 上げゆっくりと桟橋を離れたのです、 まず薩摩様の別邸に行きますといい左に舵をが切り進んで行くと、あの当たりが別邸ですというので随分広いのだなあというと、立派な庭園もあるのですよとお節が言った、 のです、それから桜島の横を通り大隅半島に向かい右に舵を切ると、薩摩富士と言われる開聞岳が見えて来たので指宿に寄ってみましょうと港に船を入れて、岡に上がっ、 たのです、 ここの砂風呂は暖かいんですよというので入る事にして砂浜に寝転び砂を被ると中々気持ちがいいのです、体がほかほかして来たので上がり、温泉に入りサツパリすると、 海辺の座敷に昼食の用意がしてありますといい、お節も一緒に食べるのだと言うと、ハイ用意してありますと席に案内したのです、海を見ながらの昼食も中々いいのおと、 いうと、     
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