十二番目の志士1

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十二番目の志士1

十二番目の志士2 長屋に帰ると妙が出迎えお兄様大丈夫ですか、皆はあの大砲の音を聞いて毛唐が江戸に攻めてきた早く逃げようと大騒ぎなんですよと言うので、皆を集めてくれといった、 のです、皆が集るとあの黒船はメリケンという国のもので攻めて来たのではない、メリケンの将軍から公方様への手紙を届けに来たのだそうだ、あの大砲の音は礼砲といっ、 て、 友好のしるしに11発を空砲で撃つのだそうだから、江戸に上陸する事はないので安心しなさいと言ったのです、たまたま品川沖に釣りに出かけて会ったのだ、あの黒船に乗り、 話しを聞いて役人に知らせたのだよ、今日は大漁だったので皆に大型のアジとカレーを上げるので夕食のおかずにでもしてくれと言うと、妙がみんなに渡したのです、 それでは湯にでも入ってこようと妙と一緒に家を出て直ぐ傍の玉の湯に行き、新之助は男湯に妙は女湯に入ったのです、中に入ると新之助様あの黒船に乗ったのですって話し、 を聞かせてくださいと皆が言うのて、湯からあがったら話してやるよといい湯殿に行ったのです、お湯に入りサツパリして出てくると主人の正造が酒と肴をのせた、膳を差し、 出し酌をしたのです、     
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