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窓の外ではユラユラと白い結晶が漂っている。それは見ているだけで震えるような不思議な悪寒が走る
しかしながら今は暖かい教室で机に座り黒板とにらめっこ。座学はだるいし面白くない。
「みんな知ってると思うが今から数十年前、世界各地にオーロラが観測された日、その日以降に生まれた子供には稀に超能力が宿る。それは知ってるな?」
また先生が言っている。この話はもう何度目かと周りの生徒も呆れている
時折黒板を叩き、得意げに話す先生を見るのはそんなに嫌いじゃないけど‥‥。
「そしてそのオーロラが観測された日、とある地下施設である実験が成功した。これも知ってるよな?」
先生の問いに俺は目を逸らす。おそらく俺だけでは無く周りの生徒のほとんどがそうしただろうと思う。
「なんだ‥‥?誰も覚えとらんのか?仕方ないな‥‥、じゃあ神崎!みんなに聞こえるように教えてやれ!」
「‥‥はい」
呆れた先生は1人の女子生徒を指名した。
彼女はの名前は神崎弥生このクラスの学級委員であり、元生徒会長である
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