プロテクター

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「そうです。」 「そうか。それで今お前はあの風みたいな能力は使えんのか?」 そう言われて何となく風を起こすような意識をするが全く実現できる気がしない (私もさっきは加世立くんの能力は使えなかったもの) 俺は神崎に返事をしない。みんなには聞こえてないわけだからややこしくなるに決まってる 「‥‥無理ですね」 「そうか。二重人格でそれぞれの能力が使えるって感じか」 ここまで聞いてようやく一二三さんも理解できているのか、さっきよりは理解してるような顔を見せている 梨深さんはニコニコとさっきから俺の顔ばかり眺めていた 「プロテクターに入るのに1つだけ条件を出す。その二重人格はここにいる俺たち以外には絶対に話すなよ?」 「‥‥ど、」 俺は言いかけた言葉を飲み込む。何と無く想像はつくからだ 「‥‥分かりました」 こうして俺はプロテクターのメンバーに無事になることができた
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