君とおでんが食べたい

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 でもそんな事を思えたのはここまで。谷川が自分の鞄からジェルを取りだして、それを後孔へと塗ると俺の理性は一気に吹っ飛んだ。 「あっ! んぅ!」 「お酒も入ってるからか、けっこうスムーズ。気持ちいい?」 「んぅぅ! ふっ、あっ」  一本が楽勝だったのか、あっという間に二本に増えた指が中を探るように出入りしている。腹の中が刺激されて、奥がキュッと切なげに疼いた。 「それとも、自分で慣らしてくれた?」 「それはっ」 「へぇ、嬉しい。オレとこうして、早く抱き合いたかったってこと?」 「あっ! そこ!」  気持ちいい場所を押し込まれて勝手に腰が揺れる。前からも透明な液が溢れてトロトロと滴ってくる。頭の中も徐々にぼんやりしてきた。 「最高に、可愛い。彰さんが自分でするところ、今度見せてね」 「い、やだ」  そんな羞恥プレイ耐えられるか!  指が増えて、少し性急に解されて抜けた。そこにぴったりと当てられた谷川の欲望は、とても熱くなっていた。 「息、吐いてね」  足を抱えられ、甘く優しく囁かれて、唇や額にキスをされて。その間に押し入ってきた肉杭は狭い入口を容赦なくこじ開けて俺の中に入ってくる。  痛みに上がった声は、何度も慣らすように挿送されるうちに快楽に変わった。気持ちいい部分を抉るようにされたら、一気に頭の中は真っ白だ。     
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