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別働隊は中浦に足止めをくっていたのです、本体の島津義弘は別働隊が合流しないと、伊東軍の後ろ縦となっている大友軍が出てくれば日向攻略はままならないと、イライラしながら待つ、
ていたのです、
そんなおり、こともあろうか伊東軍は家臣の裏切りにあい崩壊して、伊東家の親族は大友宗麟をたよって豊後に落ち延びてしまったのです、残るは中浦城がのこるのみです、降伏勧告に、
正光は家臣に自由に城を出て敵にくだってもいいが、わしは1人でも島津軍と戦うといい、別れの祝宴をひらいたのです、しかし、家臣は正光と一緒に城をまくらに討ち死にすると言っ、
て城を出ようとはしなかったのです、
日向一国を手中にした島津義弘は軍を返して、別働隊と合流して中浦城を取囲んだのです、兵300に対して2万5000の大軍です、義弘が3ケ月ちかくも持ちこたえるとは正光は大した男だ、
のう、殺すには勿体無い何とかわしに下る方法はないかと家臣に聞くと、正光は武の者にてとうてい降伏はしないでしょう、3000は兵を失う覚悟で総攻撃するか御大将みずから正光と、
勝負をして打ち負かすしか御座いませんと言ったのです、
そうか兵3000の命が必要か、しかし、我々はこれから大友宗麟を始めとして九州を攻め取らなくてはならない、3000の兵の損出は痛い、わしが直接正光と勝負しょうではないか、わしが、
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