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負ければ正光いか全ての兵の命は助けて、この中浦城は正光に与えるという条件を伝えてこいと部下に言ったのです、部下がこの申し入れを正光に伝えると、承服しかねる、わしが負け、
た場合にも、
城は没収しても構わないが、わしの命と引き換えに城兵の命は助けて、自由の身とすると言う条件でない限り受けられないと言ったのです、部下これを持ち帰ると、隆久が何を生意気な、
兄上一気に踏み潰しましょうと言うと、ばかな事をお前は5000の兵で落とす事ができなかったのだろう、正光との戦いにわしが敗れれば、お前が島津家を次ぎ知行を安堵して家臣に加え、
るのだ、
お前の為にきっと役に立つだろう、ゆめゆめ約定を違えるではないぞと言い、承知したとつたえろと言うので、再び口上を伝えると、正光が承知した、これから出て行って勝負しょうと、
皆の者さらばじあというと、馬にまたがり城門を開けて、われこそは平の孫、中浦正光である、島津義弘殿いざ勝負と言うと、義弘が馬にまたがり、源の孫、島津義弘じや相手つかまつ、
るというと、馬の横腹を足で叩き槍を持ち突進したのです、
激しい槍の戦いです、正光がやりの先をむんづと掴み、ねじ上げると義弘が馬から転げ落ちたのです、正光はやりをほうり投げて、みずからも馬をおり刀を抜いて切りかかったのです、
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