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乱世の快男子2
もとより武門の習いじや、父、兄といえど遠慮してはならぬ、お前は伊東家再興のためには、父、兄も殺さなければならない事になっても、躊躇してはいけないぞと言ったのです、心配、
するな、伊東家再興のおりは島津家を辞して、伊東家に仕えると言う条件で島津に降ったのだ、しかし、それが現実に許されるかは分からないので覚悟は必要だと言うわけだと言ったの
です、
父上のご命令ならそれに従いますと言うと、兄の正行がしつかり若殿を守るのだぞ、お前は戸田一刀斎の目録の腕前だからキット、若殿の役に立つだろうと手を握ったのです、部屋に辞し、
て旅の用意をしていると、母親と妹が部屋に入って来て、父上から聞きましたほんにご苦労な事ですが、ご恩ある伊東家の為に力をつくしてくだされ、ここに薬袋を用意しました、くれぐ、
れも体をいといなさいと渡したのです、
妹の律が兄上様とお別れするのは辛いです、たまには律にお手紙をくださりませ、これは道中のお守りですと渡したので受け取り、母上、律もなにとぞ体をおいといくだされと言い、明日、
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