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本小説の読み方
本小説の3話・5話に出てくる表現について、読み方を簡単に説明します。
①「二行」の文章は、主人公の二人がそれぞれ思った/喋った/感じた」内容になります。
例)
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ふぅと吐くため息、何度目かな。
ため息ばっか、何度目だろ。
ダイキのやつ。
カナのやつ。
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解説)
カナ 「ふぅと吐くため息、何度目かな。」と思っています。
ダイキ「ため息ばっか、何度目だろ。」と思っています。
カナ 「ダイキのやつ。」と思っています。
ダイキ「カナのやつ。」と思っています。
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②「一行(プラス空白改行)」の文章は、「主人公の二人が同じ内容を思った/喋った/感じた」内容になります(例外は歌や効果音など)。
例)
――――――――――――――――
また救急車が通り過ぎていく。
もう何度目かわからない。
…
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解説)
ダイキとカナは、ふたりともその場にいて、同じ救急車の音を聞いています。
「もう何度目かわからない」と、心の中で同じ思いを抱いています。
「…」二人とも同じ様に沈黙しています。
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③①の時の人の順番は、同じ小説内では必ず一緒です。例の場合は「カナ→ダイキ」の順になります。
④小説説明にもありますが、できるだけ小さめなフォントで、横書きにしてご覧ください。
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