天空の帳

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天空の帳

漆黒(しっこく)から紺碧(こんぺき)へ 天空の(とばり)の色が、変化していく。 まだ見えぬ太陽が、その大きな大きなからだを 少しずつ、持ち上げているのだ。 残雪が淡く光りはじめる。 おなじように僕のからだもまた 光っているのだろう。
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