3.父の愛した着物

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その後、不安ではありましたが、父にはあの着物のことを聞けないまま、一年経った私の二十歳の誕生日の前日に父は首を吊りました。 遺書はなく、LINEに一言『ごめん』とだけ入っていました。 遺品の中にあの着物は見つかりませんでした。
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