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それで嫌な予感がしたので、いつもやってるようにそのお客さんが好きなロボットアニメのヒロイン風に励ましてあげたんです。
私の許可なく死ぬなんて許さないからねって。
でも応援の甲斐なくその常連さんそれから来なくなったんです。
夢の遊技室で楽しく遊んだ後は厳しい現実が待ってることが多いのかもしれませんね。
私のこと気にいってくれた常連さん達には感謝してますよ、私が両親を早くに亡くして、学費どころか生活費にも困ってると身の上話をするとわざと勝たせてくれることもありましたし、ずいぶん稼がせてもらいました。
まあ、お客さんは夢の中での遊びだったかもしれませんけど、私はずっと現実の中で仕事してましたからね。
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