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あなたがこの世界の
何に生まれ変わっても
変わらずに愛していたかった
日向でさえずる小鳥や
水面を揺らす魚になっても
あなたは変わらない
ましてや
生命の息吹すらも失って
人々を見守る銅像になっても
わたしのほおを撫でる
春のそよ風になっても
わたしは必ず
あなたがあなたであることを
見つけられるだろう
世界がわたしたちを
離れ離れにしようとしても
わたしのこの手が
いつかあなたに届くまで
どうか待っていてほしい
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