第一章 夜は静かに笑う

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「主力商品に搭載されたパーツが、機能せずにリコールとなった……」  カタログと異なる機能になっていて、それはパーツを生産した工場のミスであった。  その時、久住は解雇の肩書のせいで、まともな就職が出来なかった。 久住は、アルバイトで飲食店に勤め、そこで又、トラブルを起こした。 「生産地の不正を言ってしまい、それが大々的に報道されて、アルバイト先が倒産する」  アルバイト先どころではなく、原材料を販売していた業者、関わっていた会社なども、 倒産に追い込まれてしまった。 「次にタクシードライバーになったが、逃亡者を乗せてしまい、更に、 その犯罪が何なのか言ってしまい、半殺しにあう」  こうなると、不幸体質なのか、迂闊に何かを言ってしまうのが悪いのか分からない。 久住は、半殺しの状態で通報し、犯人は捕まったが、自分は入院生活になった。
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