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俺は、市来 大護(いちき だいご)、ツアーコンダクター兼企画をしていたが、
秘境ツアーにツアコンで行き、会社に帰って報告書を書こうとしていたまでは記憶していた。
でも、その後の記憶がなく、気が付くと死保に来ていた。
死保の部屋は狭いので、俺は仕事が無い時は、人形サイズに縮小している。
俺が倉田の文字を読んでいると、押し入れの中からゴトゴトと音がして、扉が開いた。
押入れの中は、布団やら箪笥で、びっしりと詰まっているが、浮かび上がる
ように人影が出てきた。
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