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「……市来……仕事か?」
押入れから出て来たのは、時任 一生(ときとう いっせい)、
ホストをしていて、客の彼女を送ろうとした所までは記憶していた。
時任は髪も目の色も薄い茶色で、それは元々の色で、クウォーターであった。
時任は、見た目が命と豪語していて、服装も派手であったが、顔立ちも派手で整っていた。
時任は、つい振り返って、もう一度見たくなるような豪華なオーラを背負っている。
「仕事……みたいです、けど……」
「けど、何?」
俺たちは生前の能力を一つ持って来る事が出来る。
そして、俺は案内屋、時任は釣り師となっていた。
「今、読んでいます……歩いて読むので時間がかかって……」
小型化していたので、ノートの上を歩きながら読まなくてならず、時間が
かかってしまっていたのだ。
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