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ここの死保のメンバーは、部屋が狭いので仕事が無い時は、押し入れに格納されている。
俺は、押し入れに入る事が出来なかったので、小型化して部屋に残っているようになった。
興梠は経理屋と言われる能力で、元々も会社の経理担当であった。
興梠は、何かの不正を見つけ、報告しようとしたまでは憶えているが、
その後の記憶が無かった。
興梠は死保に来ても経理を担当していて、仕事が入ると予算をたてる。
今も、倉田のノートを読み、期間から予算の計算を始めていた。
「今回は、又、面倒な相手ですね……」
「しかも、男か……」
今回は、生きている人間が対象になっていて、特殊能力を持っているので、
死保にスカウトしてこいというものだった。
死保の協力者としては、織田がいるが、かなりの変人でもあった。
特殊能力を持っている人間というのは、どこか思考が通常の人と異なっている。
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