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かよの叫び
一之進の気迫に
熊みたいな体をガクガクさせていた、熊吉が
一之進の後ろに回り込み、腕を羽交い締めに
した。
「一之進様、ご免なさいよ!」熊吉が詫びる
次は、三羽ガラス、
一之進の怒りに、子分として、どうしょうか?
手を駒根いていたが、顔を見合わせて。
一斉に、掴みかかった。
刀を掴む、手に、肩に
前に、後ろに、横に、ぶら下がった。
「落ち着いて下さいな。旦那!」
「旦那の勘違いだよ!」
「七さんは強ぇからそんな事にはならないよ」
三羽ガラスも
久しぶりに見る、一之進の気合いに
押されながら、必死で体を押さえ込んだ、、、
「しち。し、ち、…」
一之進は、怒りで我を忘れている。
大人、五人がかりで、
怒り狂った一之進を、押さえ込む、、
その時、、
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