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銀時side.
最後の夕日は、少しあの人と歩んだ道に似ていた
とても綺麗な赤い光
ひょこりと神楽と新八が顔をのぞいて来た
キラキラと宝石のようだ
とても綺麗な赤い髪
とても綺麗な青い目
とても綺麗な黒い髪
とても綺麗な黒い目
絶対に守ると決めていた
「ぎ~んちゃん、帰ろ!」
「今日夕飯何にします?」
こいつらと一緒に食べる最後の夕飯だ
俺は日に日に動かなくなっている体を起こし、夕日を見た
「…今日は肉にすっか」
にっと笑うと、2人は満面の笑みになる
「焼肉アル!」「じゃあ早く行きましょ」と2人とも機嫌が良くなった
2人は俺の手を引いて、道を歩き始める
暖かい
これでこいつらの笑顔が守れるなら…
俺は
死んでもいいと覚悟を決めた
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