突然の…

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『……わかりました。』 『おぉ!ありがとう!ありがとう!!』 『でも! S社の仕事が終わるまででお願いします!』 『わかった!あぁ、良かった良かった。』 なんでこんなことに… 『長峰さん、わざとですか?』 『何が?』 飄々とお茶を飲みやがって。 『私が断ると思って わざと私の名前をあげましたね?』 『はぁ?何の事だよ。』 『課長の提案を蹴るために 私を利用したって言ってんですよ!』 長峰さんはお茶を飲むのを止めて じっとこっちを見た。 『俺、駆け引きとかめんどくさくてしない派』 『はい?』 『俺は のじじゃ無いなら要らないって思っただけ。』 長峰さんの目力が強くて 思わず目を反らした。 こういう所が……………嫌なんだよ! 『のじ?どうした?』 『御手洗い!』 『へ?』 『御手洗い行ってきます!』 勢いよく立ち上がると、長峰さんはビクッと引いた。 『お、おう…。行ってらっしゃい……』 なんでドキドキしてんだ。 私の心臓。
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