私の適正

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『今日社食行く?外行く?』 『うーん…社食……かな。 外寒いから出たくない。』 『オッケー。』 彩ちゃんがエレベーターの下ボタンを押した。 エレベーターが上から降りてきて 開いたドアの先には関さんが居た。 『あ、のじちゃん。丁度良かった。』 『関さん!』 長峰さん同様に関さんのところにも仕事が殺到してるらしくて、何気に会うのは久しぶり。 『お昼、俺も一緒してもいい?』 『いいですけど。社食ですよ?』 『うん全然いいよ。お友達は……』 『あ、彩です。』 『彩ちゃん。 俺も混ぜてもらってもいい?』 『も、もちろん!』 『良かった~』 三人でエレベーターに乗り込んだ。 『そういえばさっき、長峰さんなんか言いたげだったよね?もしかして私、邪魔した?』 彩ちゃんが心配そうに聞いてきた。 『あー…なんか言いにくそうにしてたけど まぁ、なんかあれば言うだろうし。 大丈夫じゃないかな。』 『ふふッ。』 『関さん?』 『ミネっち、ソワソワしてたんだ?』 『そうなんですよ。ここ1週間くらいずっと変なんですよね。』 『多分、それ俺のせいかも。』 ? どういう意味なんだろう。
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