1人が本棚に入れています
本棚に追加
部屋に戻ると、男は目を覚ましていた。
ベッドに仰向けのまま、天井を見つめている。
莉「あら、気が付いていたの。ご気分はどう?」
?「、、、。」
莉「、、、どこか痛むの?」
?「、、、あ!」
ガバッと男が起き上がったので、私は驚いてスープをこぼしそうになった。
莉「、、、危なかった。、、、あなた、大丈夫?」
?「、、、君は?」
莉「私の存在に、今気づいたの?、、、私は莉愛。この家の7代目当主よ。あなたの名前 は?」
?「、、、莉愛、、、名前、、、?ここは、、、?俺は、、、。」
男は目を見開き、頭に手を当て、荒い息をしている。
どう見ても、大丈夫そうではなかった。
莉「落ち着いて。スープなら飲めるかと思って持ってきたの。温かいわよ。」
スープを渡すと、男はスープを一口飲んだ。
?「あの、、、。」
落ち着きを取り戻したのか、男は口を開いた。
?「ここは、どこですか?なぜここに?、、、俺、混乱してるのか、何も思い出せなくて、、、。」
まさか、記憶を失っているの?
最初のコメントを投稿しよう!