第9話 新たなる覚悟

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トウカ「はぁぁぁ!!」 バツン!! 青龍の蹴りが不気味な蛸マスク ヤツデを吹っ飛ばす! ヒカル「いやっほぅ!!!」 リングを自在に飛び回るスザクに翻弄されるウツボマスク レディ・ギャング。 イオリ「どぅおりぁぁぁぁ!!!」 刺々しいデザインの河豚マスク 毒島センジュが白虎に担がれリングに真っ逆さまに落とされる。 DWから出た後 成長した3人の試し斬りに選ばれた不幸な団体は かのスペ女 五大軍 仮面武闘會 直参 牙組 配下の「海組」である。 ヌエコはターゲットをメジャーに吸収されたインディーではなく メジャーの生え抜きがひしめく支部レベルの団体に喧嘩を売り始めたのだ。 これまで相手にしてきた連中とは何もかも桁違い。 しかしそれでも3頭の聖獣には物足りない。 あっという間にエース格のヤツデ ギャング 毒島までたどり着きそれを蹴散らした。 ヤツデ「うぐぐ...こんな馬鹿な...」 イオリ「オラァァ!!大した事ねぇなぁ!それでもメジャーかよ!!」 意気揚々と相手を罵るイオリ。それを苦虫を噛み潰したような顔で聞くしかない海組。 ここまではやられっぱなしだ。しかしこの日は何か違う。ウツボマスクのギャングが妖しく笑う。 ギャング「あんまり調子乗んなよ田舎者共...今本部に助っ人を要請してんだ!そいつが近々やって来てお前らをぶっ飛ばす!それまで精々余裕こいてろバーカ!」 三下のお手本のような捨て台詞を吐いてそそくさとリングを去る3人。 その様子の生中継を遠く地球で見守るレスラー1人。 マリ「要請があったのはこれから...全く情けない。」 モニターを睨む梟がため息1つ。 彼女は仮面武闘會 翼組 三幹部の1人 梟マスクの「宵切マリ」 実力もさることながら その頭脳で仮面武闘會の参謀も務める彼女。 こういった人事もマリの仕事。 マリ「さて...誰を送るか......ふむ...コイツにするかな」 愛用の端末を眺めて配下一覧から1人リストアップ。 マリ「マリだ。牙組に繋げ...そうマスク・ド・スクアーロ。アイツを送れ!お誂え向きのマスクだし相手はJrヘビー級だ。蹴散らしてこの無礼なお客様に思い知らせろ...我ら仮面武闘會を舐めるとどうなるかということな...」 マリからの通話を受けた牙組は即座に巨鮫に出撃命令を下す! スクアーロ「さてさて...稼いできますかな...」
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