第9話 新たなる覚悟

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イオリ「いよっしゃ!今日も派手に行くぜ!!」 トウカ「うん!」 ヒカル「オーバーザトップロープかぁ...やだなぁ...」 本日の試合は3対3のイルミネーションマッチ! 通常の6人タッグとは異なり これは勝ち残り戦。 スリーカウント ギブアップ それとトップコーナーを乗り越えて場外に出たらその選手は退場。相手を全滅させたら勝ちというルールだ。 ヒカルはこのルールでは得意のトペ等の場外ダイブ系の技が封じられるため些か不満げだが微々たる問題。 今の3人は自信に漲っている。 そんな若造が心底気に入らない毒島とヤツデ。 毒島「きひひ その余裕の笑みも今日までだ!」 イオリ「なんだぁ?頼みの助っ人でも届いたのか?便利なユニットだなぁおい! カタログから選ぶと好きな選手をデリバリー出来んのか?俺らにもそのカタログくれよ!」 毒島「やかましい!減らず口もここまでだ!出てこいスクアーロ!!」 河豚マスク毒島のマイクに呼び込まれて入場ゲートから 太古の海原を支配したメガドロンがぬぅと出てくる。 ヒカル「嘘でしょ...」 トウカ「デカい...」 イオリ「何食ったらこんななるんだよ...」 トップロープを潜ること無く一跨ぎで乗り越えて3人の眼前に立つスクアーロ。まさにそびえ立つという表現がしっくりくる重量感 プレッシャー 迫力。 ヤツデ「ひゃはははは!紹介しよう!マスク・ド・スクアーロだ!!コイツはつえぇぞ!何しろ牙組本部に雇われた用心棒!テメェら3人分のギャラ払って連れてきた本物だぜ!」 虎の威を借る狐ならぬ 鮫の尾鰭にくっつく蛸と河豚。頼もしい助っ人の登場にもう勝った気になる毒島とヤツデ。 トウカ「相手が誰であろうと全力で戦う!それが神妖ノ門だ!!」 ヒカル「イケてるのはマスクのデザインぐらいかな?そんなデカい体で僕についてこれんのかなぁ?」 イオリ「上等だオラァァ!!!かかってこい!!」 体は小さくてもその中に輝く闘魂は果てしなく大きな3人の気炎は燃え上がる。 それを哀れな獲物達の悪あがきに見えたのかスクアーロは凶悪極まるギザ歯を見せて大きく笑う。 スクアーロ「ギャハハハ!お前らおもしれぇな!河豚と蛸よりよっぽどかっこいいぜ...だがこっちも食い扶持がかかってるんでな!ぶっ飛ばさせて貰うぜぇ!!!」 カーーーン!! 未だかつて無い巨体を相手に3人が吼える!!
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