祖母

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「今日は三つ編み~くるくる~」  レーヴェが両手の人差し指を耳の横で回すと、その指と同じリズムで茶髪の両サイドに三つ編みが出来あがっていく。三つ編みおさげが完成すると、レーヴェは両手を広げ、勢いよく手を鳴らした。 「水色ローブ!!!」  パアン!!!  白いワンピースの寝巻が、手の音が鳴った瞬間水色のローブへと変わった。  ローブの中は、レーヴェお気に入りの白い襟シャツと足のラインがくっきりわかる黒いタイツのようなズボン。動きやすいこの格好に、一応僧侶らしくローブを身に纏うのがレーヴェは好きなのだ。とはいえ、僧侶本来の緑色のローブではなく、気分によってカラフルに色を変えるので”異端の僧侶”として見られてしまうが。 「よし、できた」  小屋の扉の外側に取り付けてある鏡で自分の姿を見て大満足したレーヴェは、鏡に少女らしい愛らしさのある笑顔をにっこりと向けた。 「じゃあ行ってくるね」 <レーヴェ、愛する、レーヴェ、いってらっしゃい>  羽を忙しなく動かしながら話す小鳥にレーヴェは手を振り、ローブのフードを目深にかぶった。
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