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ここからは自分たちも、「生徒会沙織の支援者」として表舞台に立って活動することになった。
校則と一口に言っても、伝統を重んじる我が校には様々な校則がある。その中から「恋愛禁止」という悪魔の法律をピックアップして、皆の前で処刑する必要があったのだ。
そこで再び校内活動を実行して、今度は「恋愛禁止の法律撤廃」という署名活動を行った。
これは青春真っ盛りの女子たちから多大な支持をもらうことができて、当初目標だった数を大きく上回り、全校生徒の九割以上の署名を集めることができたのだった!
この事実にさすがの先生たちも真っ向から否定はできず、生徒中心で行うはずの生徒議会は、先生たちを巻き込む学校会議へと発展する前代未聞の事態となった。
先生の中には、前々から恋愛禁止について疑問に思っている人もいたらしく、数週間にも及ぶ議論の末、ついにあと一歩のところまで歩を進めることができた。
しかし、最後の砦である校長先生の許可を、あのエロ教頭が裏から操り止めていたのだ。もちろん教頭の目的は、自分の弱みを握る生徒たちを拘束しておくために。
この状況を打破しようと、初芝オーシャンズのリーダーとして、そして全校生徒の願いを実現させるために、羽澄は集めた署名の紙束を片手に校長室へと直談判に向かった。
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