課外1:喫茶世界樹と学院七不思議

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「その一方で、彼は『悪』でなく、この学院の中を監視しているのでは、という人もいるよ」 「だから、『監視人』なんですね」 「イエス。イエス。  闇の監視人。  君達には、彼の目的を調査してもらいたい。  ・・・。  ちなみに。  もし呪われても、私は責任を負えません」 「そんな無責任な」 「この街の退魔術師さんたちはみんな優秀だから、ちょこっと呪われても大丈夫だよ。  それにメリィ教授もいるしね」  そう言って、ホエール先輩が笑顔を取り戻した。  この人も、突然よくわからんこと言うな。  なら、あんたが調査しなよ。  ここで小さくカリカリという音がしていることに気づいた。  左を向くとノムがメモを取り始めていた。  ナイス、ノム。  ならば、私はインタビュアーに徹しますね。  そう心でつぶやいて、私は目の前の席に座っている先輩の麗しき鎖骨を凝視した。
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