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「もしかして、この地下迷宮を調査しろとかいわないですよね」
「いうよ」
「でしょうね!」
「大丈夫。私もいっしょにいくから」
「先輩、私より弱いじゃないですか」
「ホエールも強制連行するよ?」
「いやだよぉ」
エミュ先輩が、ホエール先輩の腕を掴んでブンブンと上下させた。
ホエール先輩はされるがままだ。
仲睦(なかむつま)じいことで。
「でもさ。
もし本当に危ないんなら。
この街に魔物が溢れ出す、そんな可能性があるとしたらだよ。
・・・。
この学院の教授達が、きっと力を貸してくれるはずだって、私はそう思う。
だから、大丈夫だよ」
その理屈には賛同を示したい。
たしかに、それならば死の可能性を大きく低減できそうだ。
研究、忙しい、無理。
という単語達も脳内に浮かびましたがね。
この話はここで終わりなようだ。
さあ、次の不思議はなんでしょうね。
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