第002話 第零章二節:魔族の村

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あの男が朝には降りて山ほどの肉と食材、 そして素材を持ってきて提供してくれるのだ。 食材は余るほどあるし、 オマケしても損なんてない。 そもそもこの村は、 村人同士で助け合うのが基本だ。 誰かが怪我したら、 その怪我人の代わりに働いてやる。 勿論、怪我が治ったらしっかりやってもらうけどな。 んで、誰かが病気になったら、 みんなでその病気を治せるように動いて回る。 誰かが困っていたら、村人全員が助けてやる。 それがこの村の掟みたいなモノであり、 村長様、そしてドワルゴン様の立派な信念だ。 そしてその二人が大昔に敬服してた人物こそ、 その信念の体現者だ。 *     
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