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それでも私は、家族の事が大好きだった。
何もできない私に、
何かしてくれてきた人達を私は大好きだと言いたい。
それが私自身に残っていた、
唯一の『思い出』だった。
これが『私』の自己紹介。
そしてこれから語るのは、
『私』の記憶を持って生きる『私』の御話です。
●:追加ページの日記。
これを読んだ『過去』の貴方へ。
これを読んだ『未来』の貴方へ。
この先を読み進める貴方は、
今から見るものを忘れてしまっているでしょう。
だから私は、ここに書き記しておきます。
もしかしたらコレを読んでいるのは、
私の予想とは違う方なのかもしれません。
その時は良かったらコレを、
『未来』の貴方へ見せてあげてください。
これを読んでいる時、
既に『過去』の私はこの世界には居ないでしょう。
そしてそれを選択したのは、
私の為ではありません。
それは『未来』の私が決めたこと。
そして『過去』の私が決めたこと。
これを書いていた時の私は、
先が見えない道へ歩み始めたばかりでした。
そして様々な人達が歩んだ『道』を見て、
自分の『道』を進み続けてきました。
これを書いていた時の『過去』の私は、
この先に起こる『未来』を知らない。
でも『未来』の貴方がコレを読んでいる時、
傍に居てくれる人を見てあげてください。
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