第001話 

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そして、この化物(バケモノ)達……いや、 この地にはそういう者達がいっぱいなので、 敢えて『人』と呼んだほうがいいだろう。 話を戻すと、 アタシはそんな彼等に何度か攻撃された事がある。 その時の彼等は私を居ないモノの様には扱わない。 私を追って路地裏に入ってくると、 槍・剣・弓や、他にも何か不思議な力で、 アタシの事を攻撃してきた。 そして彼等に共通する事は、 アタシの顔を見ると怪訝そうな顔をしたと思ったら、 怯えたように怯んでしまう。 アタシはその隙を突いて、 その場から離れるように逃げ出していた。 その時のアタシの身の回りには、 鏡どころかガラスも見当たらず、 幼いながらに自分の顔は、 よほど醜いのだなと思った。     
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