歩く・・・

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歩く・・・

ユルく曲がる。先が見えない、一本道 疲れた体で、歩き進む・・ 目の前は、まだ 何も見えない…… 手探りしながら、進み行く たまに、歩き疲れて 振り向けば・・・ その時に、歩んできた、景色が分かる 私のシャツをなびかせるのは… 澄み渡る、草原の風だと言う事を 知る、、 いたずらな、風が私を笑っていた・・ そして。 また、歩き出す・・また目の前は見えない そして、振り替えると… 頭の上から爪先まで、私の体が濡れていて 酷く、寒い、、 濡れているのは、深い蒼い水の中を 歩いていたからだと、気付いた… 水の中を。歩きながら、少しづつ 足の先から、頭の上まで。浸かったのだ・・ 歩きながら、溺れていた、時間と 引き替えに、作り出すのを、止められなくて、 蒼い水の中に、浸かる。そして、又 水の中を這い出て、 振り返るとずぶ濡れている 溺れる。歩く。這い出 る。 自らの体を、捧げ、生み出す。 それを、 振り返り。眺める景色は 感情の蒼い湖だった・・・・ ・・・・・ ユルく曲がる。道は、つづく。 前は、相変わらず、見えないけれど 手探りで 進み歩く、歩き疲れたら。 また、振り向こう。 道を歩いている事は、確かだから・・・
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