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【12】
「……んっっ」
びくっ、と体がふるえる。
もう何度目だか、分からない。
「や……もう、おかしくなっちゃ……」
濡れた音を立てて、彼が顔を上げる。
わたしは、裸で脚を開いてソファに座らされて、彼はその前に膝まづいて、わたしの脚の間に顔を埋めて。
舌先で芯を、指で中を弄られて。
「もう……許し……」
「怒られるようなことでもしたのか?」
言いながら、彼は濡れて硬くなった芯にくちづける。
触れられるだけで、ぞくっと直接奥に響いて。
きゅっと彼の指を締めつけて、また溢れるのが分かる。
「……分かんないっ。……今日の、竜……なんか」
「なんか?」
舌で弾くみたいに舐め上げて、空いてる方の手が胸を鷲掴みにして、先を引っ掻くように指を立てる。
「や……ぁっ」
息が止まる。
何度も、何度も上りつめさせられて、頭の中は真っ白になるのに、その感覚だけはどんどん鋭くなって。
肌に何気なく触れた手の温もりすら、深いところまで感じてしまう。
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