壊れた心

15/98
前へ
/98ページ
次へ
「アイト.........何で? 何でそんなに優しいの?」 アイトは不思議そうな顔をして アイト 「えっ!?それが普通だろ? ユウカ、今までどんなやつと 付き合ってきたんだよ(;゜∀)」 「私、付き合ったことなんかない 私を愛してくれる男なんかいないよ..... 私は男の人には愛されないんだ....... だから......だから、セフレしかいない......」 アイト 「ユウカ.........それは違うと思うけど? 何があったか俺は知らない。 だけど愛されない人なんかいな..........」 アイトがまだ話していたけど 遮るように言い放った 「私は愛されたことない! 自分の実の父親も知らない! 新しくきた父親なんか............」 そこまで言って言葉に詰まった 「ごめん........アイトに話すことじゃないよね.... ごめんね?つまんない話しちゃって(笑)」 嫌な空気が流れるなか 最後は笑いながら謝った そうなんだよアイト........... 私は愛されないんだよ...... アイト 「ユウカ...........」 「ごめん、今日は帰るね♪ じゃぁね・・・」 そう言って荷物を持ち 立ち上がって玄関まで走った 靴を履き玄関のドアノブに手をかけ 一気に扉を開けると 無我夢中で走った 駅まで振り返らず 走ってきた 息を切らしながら 後ろを確認する やっぱり付いてきてない そうだよね。 それでいいんだ。
/98ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加