壊れた心

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『バチンッ!バチンッ!』 今日も家の中に乾いた音が響く 私は本多ユウカ 中学3年生 受験にも打ち勝ち 春から高校生 今までもそうだったけど 学校だけが自分の落ち着ける場所 家になんか自分の居場所なんてない 家族にとって私は............ 必要がない存在.......... 悲しいけれどそれが現実 それは母が再婚してから変わった 私は実父の存在すら知らない 物心ついたときには 母しかいなかったから 母が再婚したのは 私が幼稚園年長の時 今まで知らなかった 父親の存在が出来たことが その時は凄く嬉しかった だけどそんな気持ちもすぐに打ち砕かれた
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