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「じゃあ、ジャンケンしといて。僕達は林斗として固まってるから。…ごめん。こんな変態と一緒に行きたく無いよな。考慮してなかった。」
「林斗!?落ち着いて!って落ち着いてるか…、深呼吸!深呼吸して林斗!ほら!ヒッヒッフーだよヒッヒッフー!」
「ヒッヒッフーはラマーズ法ですよ真里さん。」
「分かってるよ!そうだ!林斗と一緒に行きたい人!」
真里さんの声に対して、手を挙げたのは、アスタロト、ハデス、お姉ちゃんの3人だけで、バステト、ミルちゃんは手を挙げなかった。
「…ちょっと聞いていい?ミルちゃんとバステトちゃんは何で挙げないの?」
「そういうのはまだ覚悟してないから、覚悟してからの方が良いと思う。だから…まだ…ね?」
「私も…襲われるなら、はっきりとした好き同士にならないといけないと思います。」
「さいですか。まぁ、取り敢えず行きましょう!ガイルさん!」
「早く魔王と出会いたくてうずうずするぜ!ただ殴り飛ばしたいだけでしょ!?俺は…喧嘩っ早い…。俺もボクも私も勝手に喋らないでくれる!?」
「1人で纏まってる時はそういう風に分別するのだな。完全な独り言だ。」
「しょうがないよ。私達は林斗と合体してるから。イヤラシイ言い方しないでくれるかな!?卑猥…しょうがない。僕は元々変態だから。風評被害が過ぎる!うるさいですわ。静かにしませんとお仕置きのレベル上げますわよ?それ僕しか損しないよね!?他のみんなが得するよね!あとお仕置きなにすんの!?いいから一旦寝させて下さるかしら!すいません。」
「静かにしろ。もう行くぞ。」
『はーい。』
「じゃあ悪魔三人衆はミルちゃんとバステトを守っておいて。私達は行っちゃうからね。何かあったら…すぐに言って。」
「俺は戦力に入ってねえのか!」
「分かりましたよ。行ってらっしゃい。」
「行ってきます。そういえばガイルさん。家ってどこにあるんですか?あといつから住めるんですか?」
「ようやく1人になったんだなお主。もう住める。案内はあとでするぞ。」
「あざーす!」
僕達5人…4人と6人格は駄弁りながらワープホールへ入って行く。きっと、魔王は僕の知ってるあの人なのだろう。出会ったら屈辱的な事をしてやる。覚悟してろよ。
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