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…
「…!ハデス!どうしよう!林斗が気絶しちゃった!私林斗の事気絶させるつもり無かったのに!どうしよう!林斗に嫌われちゃったかな!?私嫌だよ!?林斗に嫌われたくないよ!?」
「バステト。ツンデレはどこ行ったのじゃ?」
「?ツンデレ?誰が?」
「すまん自覚が無いとは思わなかったのじゃ。えっと…さっき言ってたじゃろ?別に林斗の事が心配なんかじゃないとか」
「うっ…あれは照れ隠しだよ!本当は林斗の事がとても心配なんだよ。嫌われたくない。だけどこの好きって気持ちはいつからあるのかわからないの。ハデスは?」
「儂も林斗の事が好きじゃ。それで、これは予想なのじゃが、おそらく記憶が操作され、好きになった。という記憶とその関連の記憶が消されたのではないか。儂のこのピアス。これを貰った記憶が無いのじゃ。だからそうだと思うのじゃ。」
「…たしかにね。私にも指輪があるけど、いつ貰ったから分からないもん。ところでさ。林斗どうすればいいのかな?」
バステトは林斗の方を指差して言った。すると、ハデスはバステトに耳打ちをした。
「あのな?ゴニョゴニョゴニョゴニョ」
「…ふんふん。それは良いね!林斗に惚れて貰えるかも!」
バステトは張り切った様子で準備をしている。
「……いや、林斗は元々儂らに惚れているのじゃろ…」
…
「うぅん。頭が痛い…」
気絶してたのか。まぁ、さっき殴られたのは僕が悪いんだろうな…なんか暗いんだけど。
「ひゃっ!?り…林斗?起きたの?」
「うん。起きた…けど…視界が暗い…。」
「ッ!?林斗!くすぐったいからやめて…。それに…恥ずかしいから…見ないで。」
「見ないでって…それ、どういう…」
………!
「ミャァ!?ちょっと!?一旦離して!?立ちたいから!」
「にゃっ…!…うん。いいよ。待ってね…。」
視界がだんだんと明るくなり、僕の顔に押し付けられていた物がよく見えるようになる。…うん。
「なんでノーパンであれを押し付けてるんですか!?」
「…えっとね…?…恥ずかしいからハデス説明して!」
僕は、ハデスを探す。すると、ハデスは見つけた瞬間にスカートをたくし上げて…
「ふふーん。どうじゃ?儂のは。バステトのは、可愛らしかったじゃろ?儂も自分のには自信があるのじゃよ。」
「ストーップ!アウト!アウト!なんでノーパンなんですか!?履いて下さい!」
ハデス!?何故目を逸らすのですか!?逸らすんだったら手を離せ!
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