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「…えっとな?林斗。手短に説明するぞ?林斗がバステトに殴られて気絶する。バステトが林斗に嫌われたくないと言ったから色仕掛けじゃ。」
「…え?嫌われたくない?元々バステトは僕の事嫌いなんじゃないの?」
「は?」
「え?」
…
「ねえハデス?私はその事を隠してるんだよ?」
「あ、うーん。まぁ、今更でしょ。林斗にはきっとバレるっていうか…林斗?知ってるよね?」
…ま、マッカーサー。バレてないバレてない。僕は意外と隠し事が多いんだよ。こっそりハデスやバステトやアスタロトやお姉ちゃんでじしょ…いや、やめとこう。まぁバレるわけは…
「私達が初めて会った時、きっと私とバステトは、アスタロトとスカーレットの契約者も、君に惚れたんだ。君には、表現出来ない魅力があるからな。きっと…あー、私達の初めてを君は貰ったんだろ?」
「(めちゃんこバレてるーっ!!!)」
僕は慌て、言い訳を口から捻り出す。言い訳と一緒に冷や汗も捻り出されたのは僕の欠点だろう。
「べ!べべ、別にぃ?別に僕は4人のしょ…初めてなんか貰ってないですしぃ!?」
「なんでそんな冷や汗かいてるのかな?もしかして…図星、だったりしてぇ?」
うぐっ!バステトがすごい小悪魔に見えてくる!サキュバスだよこの子!
「…そうですよ。図星ですよ図星。それでぇ……何故僕の手をハデスはそこに当ててるんですか?」
「別にいいじゃないか。私はちゃんと、告白…」
ハデスが顔をほんのり赤くする。やめて!理性の負担がすごいの!本能抑えてるんだから!
「…告白を…したんだから。」
「思ったんだけどさ。ちょっと言っていいですか?」
「なぁに?林斗。」
ハデスが可愛らしく首を傾げてくる。あぁ!ハデスに首輪を付けて(ピーーーー)…おっと、ちょっとトリップしかけたな。ハデスが本気のキョトン顔してるし、続き言うか。
「なんで告白とかの事は恥ずかしいと思ってるのにノーパンで好きな人に色仕掛けするのは恥ずかしくないんですか!?」
「…いやだって、もう私の身体は全部、余すところなく、ご馳走さまされてるわけでしょ?」
「言い方をなんとかしなさい!女の子がはしたない!」
「私女の子って歳じゃないんだけどなぁ。あとさ、林斗。そっち見てみて。」
ハデスが指を指したから僕もそちらを見てみる。みた先では、バステトが顔を赤らめ、もじもじしている。…可愛いに決まってるだろ!…あーうん。聞いてみるか。
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