実質的なハーレムになっちゃいました!?

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「何してるの?バステトは。」 「…林斗と夫婦…えへへ…もしそうなれたら…とってもいい人生を送れるんだろうな。」 バステトがもじもじして、顔を赤らめて独り言を言っていた。 「……やっぱりバステトは可愛いなぁ。」 「それが君に惚れた女の前で、別の女に言う事かい?」 ハデスがほっぺを膨らませてこちらを見てくる。むうぅ! 「貴女達は僕を萌え死にさせたいのですか!?」 「…なに?急に。それよりも、林斗。知ってるかい?恋の告白というものは、本来なら男から先にするものなんだよ?」 「…うん。さらっと砕かないで。言いたい事は分かる。うんまぁ、行けって事でしょ?」 「よくわかってるな。私の時は私が先だったのに。」 「うっ…ごめんなさい。」 「じゃあお詫びとして今度私の身体を、改めてご馳走さましてね。」 「されたいだけじゃ……行ってきます。」 僕はハデスにそう伝えると、バステトの方へ歩く。バステトはこちらを見ると、困惑の表情を浮かべる。そりゃそうだ。このタイミングで歩いてくる意味がわからない。だが、僕は信念を貫く。例え罵倒されようとも、僕は、僕の気持ちに従う。バステトの前に立ち、僕は言う。 「バステト。1度しか言わない。これからの僕たちの関係が、これで決まるんだ。」 バステトは怯え、恐怖を顔に出す。正直言って、僕はこの表情の理由は全くわからない。だが、知る必要も無い。これで全てが決まるのだから。 「バステト。僕は、木枯林斗は、君の事が好きだ。これは、君に何と言われても変わる事は無い。未来永劫、僕は君を愛し続ける。会ってたった数日で、他の人にも僕は惚れている。そんな僕に言われるのは嫌だろうけど、僕が君の事を愛しているのは事実だ。…返事を聞かせてくれないか?」 バステトの怯えた表情は消え、喜び、希望が顔に現れる。顔が桜色に染まり、バステトは泣く。そして返事をする。 「別に林斗が何人に惚れられて、何人に惚れてるかなんてどうでもいいよ。そのかわり、言ったからにはちゃんと、未来永劫、永遠に私の事を愛してよね?」 「…林斗は欲張りだね?他の人に惚れてる上でバステトや私も手に入れようとするんだから。」 僕は笑い、言った。 「独占欲が強いって言ってほしいな。僕は好きな人は、みんな手に入れたいっていう人だからね。好きな人のうち2人は、手に入れちゃった訳だ。これは嬉しいね?」 僕たちは笑う。
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