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俺は羽瀬川 孤高 中学では友達がおらず本しか読んでいなかった。
そのせいか学力は普通である。 地元から離れ遠い高校を選んで新しい友達を作ろうと思っている。それに念願の一人暮らしもできいいことづくめだ。
そんなことを思いながら学校に行き自分のクラスを見た
「お あったぞ俺はS組か」
S組ってなんか違和感あるなぁと思いながら恐る恐る教室に入ったら、
普通だった。
教室に入り自分の席を確認したら窓側の一番奥だった。
座席表をよく見ると名前順ではなかった。ここで俺はまた違和感を覚えた。
俺が席に座ると担任らしき人がタイミングよく入ってきて今日の予定を話し始めた。
「みんな入学おめでとう 今日の予定だが、このHRの後に入学式 入学式が終わったら
教科書を取りに行きHRをしてから下校だ」
HRが終わると廊下に並び体育館に移動した。
体育館に入ると、クラス座席の前にはA組、B組、C組、D組、S組と書いてあった。
ここでまた俺は違和感を持った。
とりあえず席に座り、長い長い校長の話を聞き、入学式が終えるとすぐに教科書を取りに行き教室に戻った。
教室に入り教科書を配り終えたら担任が喋り始めた。
「みんなも気づいていると思うがこのクラスのSの意味は...」
次号に続く
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