入学式 当日

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「このクラスのSの意味はスペシャル、俗に言う欠陥の人たちを集めたスペシャルクラスだ」 やはり俺の違和感は正しかったようだ。 そういえば、受験のときに体力テストもしたな、それも含まれているのだろうか。 そんなこと考えているとクラスの奴が騒ぎ始めた。 「先生、欠陥なんてみんな持っているじゃないですか、なんで私達だけなんですか?」 そうだろうな、俺もそれは思った。俺はクラスを見渡すと読書をしている女子生徒と いかにも嬢王様気取りのやつたちが目に入った。 「こいつらは冷静になれよ」 思わず口に出してしまい注目を浴びてしまった。みんな俺を見下すような目で見ている あーあ、これで高校でも友達を作るのは失敗したかな。 そんなことを思っていると、担任が口を開いた。 「静かにしろ、私が言った欠陥というのは勉強においてや簡単なことじゃないんだ」 クラス中衝撃を受けた。俺はそこまでもなかった。 そんなこんなで下校をすることになり下足室に行った。 下足室に行くとさっきの読書少女がいた。俺とはかけ離れている存在だ、こんなやつとか関わったらろくなことがねぇ。 「ねぇ 聞こえているの? 一回病院を紹介してあげようかしら」 俺は周りを見渡した。俺以外に誰もいない。話しかけられてし待った、俺の中で今に宅の選択肢がある。 1走って帰る 2一言言って帰る まぁ結局帰るんだけだな。2番にしよう 「な、何ですか? 俺にようですか?」 俺が答えると読書少女は本を閉じ俺の方を向いてこう言った。 「あなたは耳が悪いのかしら、病院でも紹介しましょうか?」 クソ、こいつ相当な毒舌キャラだな。 「そんなことないですよ、それより俺に何か用事ですか?」 俺はよそよそとして聞いてしまった。 「さっきの先生の話なんだけれど、あなたはどう思う?」 「さっきの担任の話の簡単な欠陥じゃないというのは、俺みたいな友達がいないなど お前みたいな毒舌とかのことを言うと思うんだ」 読書少女は俺の言葉も一理あるみたいな顔をしてこう言った。 「そうね、そうだったのね、私は帰るわ」 こいつ何がわかったのか教えろよ、それとありがとうもないのかよ。 俺はのそのそと家に帰り、読書少女がなにをがわかったのか考えていた。 考えること1時間、やっと俺もわかった。 担任の言葉にはまだ続きがある。明日聞いてみるか。 今日は寝て明日早く学校に行こう。
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