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それから数日、今度はみんなで打ち上げをしようという話になり、たまには贅沢をと伊織先生と本乃編集長が焼肉屋を予約してくれた。
束砂さんは、実は五丁目さんのサプライズバースデーパーティーと聞いている。
五丁目さんは、実は束砂さんのサプライズバースデーパーティーだと聞いている。
お互いがお互いを誘導するのだと言われて、みんなから遅れて二人で焼肉屋に向かう。
「たくさん食べないとですねー!高級お肉ですよ!」
「そうですね。私はハラミとミノをたくさん食べたいですよ」
焼き肉の話題をしつつ、二人は焼肉屋の暖簾をくぐった。
パン!とクラッカーの音がする。
「誕生日おめでとう!」
みんなの声が響く。
「五丁目様、誕生日おめでとうございます!」
「束砂さん、誕生日おめでとう!」
そう同時に言いはなった束砂さんと五丁目さんは、目を丸くする。
「ふふふ。今年は巧くいったな。二人のバースデーパーティーだよ!」
伊織先生がしてやったりと微笑む。
「まぁ、お金のことは気にせず楽しんでくれ。今年もみんなのおかげで売り上げ良かったからね」
本乃編集長がにっこりと笑いかけた。
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