はじまりは

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後日、青木さんはサラッとまた誘って来たので 仕方なしに行くことにしました 青木さんの行きつけの 小さなアットホームなスナック 優しいお姉さんとマスターがいて結構楽しかったです それから度々、帰りも会って話すようになって スナックにも行き、ドライブにも行くようになり 気がつくと、好きになっていることに自分でも 戸惑いました 青木さんは 「僕は結婚しているからそんな事は言ってはいけないんだけど君の事が大好きになってどうしても話したかったんだよ・・・なんで、もっと早く生まれてきてくれなかったの?」 と、言いました 青木さんとは奥さんの事やお子さんの事も平気で お話していました 奥さんから青木さんを取ってしまいたいと思った事は なくて、純粋に青木さんが好きでした もちろん、会っていることはいいことではないし 後ろめたかったです でも青木さんはいつも誠実な感じで優しかった 「今度、泊まりがけでどこかに行かない?」 と、青木さんから言われた時 悩みましたけど行きたいと思いました 一泊2日、車で 楽しくて着くまで恋人同士みたいにして・・・ 夜遅くなって旅館に着きました もう、ふたつ布団が敷いてありました ちょっと心がざわつきました 今夜どうなっちゃうのかな? でも私も疲れていたのでお風呂に入ってすぐ寝入って しまっていたようでした ましてや青木さんはずっと運転していたわけですから 疲れているはず 「おやすみなさい」と言ったまでは私も 記憶にありました どのくらい時間が経ったのか 青木さんが私のところに入ってきました 「いい?」 私はドキドキして小さく頷くだけでした 初めての夜
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